今年も一年、本当にお疲れ様でした。 お部屋の大掃除は終わりましたか?
換気扇も窓もピカピカになって、気持ちいい!…はずなのに、なぜかドッと疲れが出ている。 そんなことってありますよね。
妻として、母として、そして仕事人として。 知らず知らずのうちに心の中に溜め込んだ「澱(おり)」のような疲れは、掃除機では吸い取れません。
そんな時、私が一番効くと思っているのが「映画で泣くこと」です。
大人になると、人前で泣くことなんて滅多にありません。 だからこそ、映画の力を借りて意識的に涙を流す「涙活(るいかつ)」は、高い美容液よりも即効性のあるデトックスになります。
翌朝、目が腫れても誰にも会わない「年末年始」だからこそできる贅沢(笑)。 40代の乾いた心に潤いをくれる、おすすめの5本をご紹介します。
まずは元気をチャージ『マイ・インターン』(The Intern)
| 項目 | 内容 |
| デトックス度 | ★★★☆☆(スッキリ爽快) |
|---|---|
| おすすめな人 | ・いきなり重い映画はしんどい人 ・前向きな気持ちになりたい人 |
| 40代への 刺さりポイント | 仕事と家庭の両立に悩む主人公が、等身大の私たちと重なる。 見終わった後、絶対に元気になれる。 |
「いきなり重たい映画を見るのはしんどい…」という方は、まずはここから。
ファッションサイトの社長としてバリバリ働く主人公(アン・ハサウェイ)の元に、70歳のシニアインターン(ロバート・デ・ニーロ)がやってくる物語です。
仕事と家庭の両立に悩み、夫との関係に傷つき、夜中に一人で涙する主人公の姿は、私たち世代には痛いほど刺さります。
でも、人生の大先輩であるデ・ニーロの包容力に、見ている私たちの肩の荷まで降りていくような感覚になるんです。
見終わった後には、「さて、来年もちょっとだけ頑張ってみようかな」と前向きになれる一本です。

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忘れていた情熱を思い出す『きみに読む物語』(The Notebook)
| 項目 | 内容 |
| デトックス度 | ★★★★☆(ロマンチックな涙) |
|---|---|
| おすすめな人 | ・久しぶりに「恋」で泣きたい人 ・夫婦の絆を感じたい人 |
| 40代への 刺さりポイント | 若い頃の情熱的な恋と、老いてからの深い愛。 結婚生活を経た今だからこそ、ラストの意味が痛いほど分かる。 |
久しぶりに「恋」で泣きたいなら、迷わずこれです。
ある療養施設で、記憶を失った老婦人に、物語を読み聞かせる男性。 それは、若き日の二人の情熱的で、障害だらけの恋の物語でした。
若い頃の激しい恋愛模様も素敵ですが、40代になってから見ると、老いてなお妻を愛し続ける夫の姿に涙腺が崩壊します。
「夫婦として添い遂げること」の意味を突きつけられる、大人のための純愛映画です。
美しさに浸って現実逃避『花様年華』(In the Mood for Love)
| 項目 | 内容 |
| デトックス度 | ★★★☆☆(静かなる陶酔) |
|---|---|
| おすすめな人 | ・セリフよりも「雰囲気」に浸りたい人 ・生活感を消して現実逃避したい人 |
| 40代への 刺さりポイント | 溜息が出るほど美しいチャイナドレス姿。 大人の「許されない恋」のやるせなさが、静かに心に沁みる。 |
生活感あふれる年末年始の空気を、一瞬で変えたい夜に。 香港の名匠ウォン・カーウァイ監督が描く、大人の「秘められた恋」の物語です。
多くを語らないセリフ、薄暗い路地、そしてマギー・チャンの着こなすチャイナドレスの息を呑む美しさ。
「不倫」という言葉では片付けられない、理性を保とうとするがゆえの切なさが、40代の心に静かに染み渡ります。
ただ美しい映像に浸って、現実を忘れたい時におすすめです。

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母としての葛藤を洗い流す『八日目の蝉』
| 項目 | 内容 |
| デトックス度 | ★★★★★(嗚咽レベル) |
|---|---|
| おすすめな人 | ・とにかく激しく泣いてスッキリしたい人 ・母性とは何かを考えたい人 |
| 40代への 刺さりポイント | 誘拐犯と子供の逃避行。 許されない、けれど確かにそこにあった「母娘の幸せ」に涙が止まらない。 |
これを見る時は、バスタオルを用意してください。 不倫相手の子供を誘拐し、自分の娘として育てた女と、育てられた子供の物語です。
誘拐はもちろん犯罪です。でも、逃亡生活の中で二人が紡いだ時間は、紛れもなく「母と娘」の幸せな日々でした。
永作博美さんの演技が凄まじく、「母性とは何か」「正しさとは何か」を問われる衝撃作。
見終わった後、隣で寝ている子供の顔を無性に見たくなる、そんな映画です。
水分がなくなるほど泣く『私の中のあなた』(My Sister’s Keeper)
| 項目 | 内容 |
| デトックス度 | ★★★★★(完全崩壊) |
|---|---|
| おすすめな人 | ・翌日、目が腫れても大丈夫な人 ・家族愛に触れて心を洗いたい人 |
| 40代への 刺さりポイント | 母の執念、姉の願い、妹の決意。 親として、子として、どの視点で見ても心が震える最高傑作。 |
最後は、私が過去一番泣いたかもしれない映画を。
白血病の姉のドナー(治療の道具)となるために、遺伝子操作で作られた妹が、「自分の体を守りたい」と両親を訴えるところから始まります。
設定だけ聞くと重いですが、そこにあるのは家族それぞれの「深すぎる愛」です。 母親の執念、姉の願い、妹の決意。
どの視点で見ても涙が止まらず、見終わった後は憑き物が落ちたようにスッキリ。必ずもう一度最初から見返したくなる作品です。
翌日に予定がない日に見ることを強くおすすめします。
年末年始はU-NEXTで「引きこもり映画館」
今回ご紹介した5本の映画、いかがでしたか?
「久しぶりに『八日目の蝉』が見たいな」と思っても、寒い中レンタルショップに行くのは億劫ですよね。Amazonプライムなどでは有料レンタルになっている場合もあります。
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涙は最高の美容液|スッキリして新年を迎えよう

忙しい毎日を送っていると、自分の感情は後回しになりがちです。 でも、そうやって溜め込んだモヤモヤは、いつか爆発してしまいます。
だからこそ、年末年始くらいは映画の力を借りて、思いっきり泣いて、心の毒出しをしてあげてください。
心を洗濯してスッキリすれば、きっと新しい年を晴れやかな笑顔で迎えられるはずです。
それでは、映画とともに、よいお年をお迎えください!


